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  矢野経済研究所 / 流通菓子市場に関する調査結果2014を公表
 2014年6月3日

       矢野経済研究所は「流通菓子市場に関する調査結果2014」をこのほど公表した。調査期間は2014年1〜4月。調査対象は流通菓子メーカー、菓子卸売業、関連団体等。調査結果の概要は下記の通り。

 2012年度の流通菓子市場規模は、メーカー出荷金額ベースで前年度比99.3%の1兆8770億円、2013年度は同99.3%の1兆8638億円の見込み。少子高齢化に伴う人口減少、消費者の支出抑制傾向などの厳しい環境のなか、堅調に推移している。

 品目別にみてみると、2013年度の構成比はチョコレート18.1%、スナック菓子15.2%、米菓13.7%、ビスケット類12.4%、キャンディ・キャラメル10.6%の見込みであり、構成比の高いチョコレートとスナック菓子の市場規模が拡大基調にあることが、市場全体に好影響を与えている。また、ナッツ類などの豆菓子、その他菓子製品(とりわけ錠菓)も好調であったが、その他の品目は縮小基調である。

 低価格志向の消費者は製品選択の際、相対的に安価なPBを求める傾向にある一方で、多少割高でも良質な製品や美味しい製品に対する需要もあり、プレミアムラインの製品や、大人をターゲットにした製品など、高付加価値品で好調な製品も見られる。今後も流通菓子においては価格訴求と品質訴求の二極化が進むことが予想される。

 「流通菓子市場に関する調査結果2014」のリリースは こちら
 矢野経済研究所のホームページは こちら
   

 


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