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レポート2 / 全国の中小食品会社のコロナの影響は?
 
 
     
 

 皆さん、こんにちは。リライズコンサルティングの南口です。
 東京五輪の延期も決まり、今年はコロナ対応に追われる1年になりそうです。

 仕事柄、全国津々浦々の食品会社の経営者様とお会いします。そこで今回は「全国の中小食品会社のコロナの影響は?」についてお伝えしたいと思います。


 2月、3月、様々な食品メーカーや問屋企業の経営者様とお会いする中で出た販路ごとのコロナの影響は概ね下記の通りです。(あくまで訪問先の状況であり、全国すべての会社がそうだというわけではありません)


 「小売、ECが好調、一方で飲食、観光地、海外が苦戦」という様相が顕著。


 <トピック>

    スーパーなど小売店卸向けの売上減少幅はわずかだが、対飲食店は売上減が顕著
    飲食店でも地元客向け業態は減少幅が大きくないが、観光客向け業態は売上激減(中には50%減も)
    観光地は売上激減
    海外向けは売上減
    EC(※1)は売上好調
       
      (ただし、景気悪化、株価暴落により、今後は趣味品、贅沢品も苦戦を強いられるだろう)



 この状況は皆同じなのですが、捉え方、対応の仕方は千差万別です。「食品×EC」で強みを発揮する弊社への問い合わせは増加しています。


    コストを見直す飲食店も増えるだろうから、今こそ飲食店向けへの販路拡大強化を図るチャンス、だからネット販路を今こそ強化したい
    海外販路、観光地に比重をかけ過ぎたので、もう少し事業バランスを変えたい
    一時的に売上減は仕方ない。今の人数で売上拡大に耐えられる体制、仕組みを今のうちに整えておきたい



 これまでも原材料高騰、人件費高騰によりこれまでの収益構造ではままならず、変革が叫ばれていましたが、今回のコロナ騒動によりその動きが一気に加速しています。


 何もECだけが解決策ではありません。ECに強い弊社に来る問い合わせですから、「ECをやる」という方が多いだけですが、大きく時代が変わる今だからこそ、「改善」ではなく、「改革」を行おうとする動きが強まってきているようです。総じて言えることは、「苦しい状況を前向きに活かすことを考え、今までの当たり前を疑い、次なる時代への準備に向けて“行動する”経営者が多い」ということです。


 ※1 EC(electronic commerce)とは、電子商取引と訳され、インターネット上でモノやサービスを売買すること全般を指します。
 ( 参照 「ECのみかた」 https://ecnomikata.com/ecnews/12505/ )

 
     
 
ご興味、ご相談、ご質問は、リライズコンサルティング(株)/南口まで
 (メール) minamiguchi@rerise-consulting.com
 
     


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