食品OEMコム  


 
 
レポート3 / EC事業でうまくいかない食品企業のよくある失敗10例(1)
  「経営者が本気になっていない」
 
 
     
 

 皆さん、こんにちは。リライズコンサルティングの南口です。
 
 本日は、「EC事業でうまくいかない食品企業のよくある失敗10例」についてお伝えします。

 年間100社以上の食品企業様よりご相談を受けますが、概ねうまくいっていない企業様には共通点があります。サイトを製作して販売する、という事自体は大変参入ハードルも低く容易にできるため、ECを実施されている企業も多いですが、そのほとんどが趣味程度の売上であり、「事業」になっている企業は大変少ないでしょう。

 本レポートをご覧のアナタは、「EC事業をやってみたい」「上手くいっていないので改善したい」という想いを持たれているのではないでしょうか。

 是非、以下に挙げる「EC事業でうまくいかない食品企業のよくある失敗10例」をご覧いただき、自社に当てはまらないかチェックしてみてください。


 「EC事業でうまくいかない食品企業のよくある失敗10例」。

@経営者が本気になっていない

A自動販売機と勘違いしている(いきなりHP制作会社に依頼)

BECのビジネスモデルを理解できていない

C販促投資が行えてない、後投資型事業であることへの理解不足

D現場からの反発(営業組織から、事務スタッフから)

E責任者がいない、施策がやり切れていない

F自社で購入する理由が明確でない

G新規顧客が集まらない

Hリピート作りが出来ていない

I構造上、収益を生まない

 


 今回は、@Aについて。またB以降については改めてお伝えしていきます。

  @   経営者が本気になっていない
  A   自動販売機と勘違いしている(いきなりHP制作会社に依頼)



 経営者が本気になっていない

 そもそも経営陣が関わらない新規事業はほぼ失敗します。特にWEB業界は動きが早いにも関わらず、社内調整やらで動きが遅い企業はそれだけで競争力が低くなります。しっかりと事業化していくのであれば、「経営者の時間」含め投資する必要があります。EC市場は成長市場ですが、皆必死です。多くの資本が投下できる大企業であれば別ですが、普通の中小企業が片手間で勝てるほど容易な市場ではありません。

 自動販売機と勘違いしている(いきなりHP制作会社に依頼)

 「ECサイトを立ち上げたのだが、ほとんど売上が上がりません」というお問い合わせをよく受けます。その場合、この失敗例に陥っています。EC事業を自分たちが売っている商材をそのままサイトに並べただけの「自動販売機」と勘違いしています。

 ECサイト単なるホームページではなく、「お店であり、営業マン」です。ただ商品が並んだだけのカタログで売上など上がるはずもありません。ご相談を受ける中でほぼ100%「うちはこだわっている」「弊社の製法は他とは違って・・・」と言います。ECは全国商圏になるというメリットがある一方で、ある種全国大会です。あなたの今の地元商圏であれば強みかもしれませんが、それは地方大会ではありませんか?全国大会レベルでないとECでは売れません。

 地元商圏をターゲットにする場合は、「人口」という制約条件があるため「60%の人に対して合格点」を取る必要がありますが、EC事業は「100人のうち、99人は要らないというが、1人に圧倒的に支持される」というイメージで、しっかりとターゲットを絞る必要があります。圧倒的に支持する100分の1を全国向けに探していくのがEC事業です。

 他の失敗例についても引き続きお伝えしていきますので、お楽しみに!

 
     
 
ご興味、ご相談、ご質問は、リライズコンサルティング(株)/南口まで
 (メール) minamiguchi@rerise-consulting.com
 
     


HOME