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皆さん、こんにちは。リライズコンサルティングの南口です。 本日も引き続きご支援先の多くで人手不足という問題が常態化しています。求人コストを支払っても、思うような応募数に届かず、中には応募ゼロなんていう散々な結果をよく見ます。
もちろん地元の採用を守る事であったり、様々な理念、ポリシーはあるでしょうが、そろそろ人手の数に頼る企業構造からの脱却を本気で考えるべき局面でしょう。企業の構造、仕組み自体を変えるのですから、そもそも論が重要になってきます。
先日、とあるご支援先での出来事です。ECで入った受注を、一度プリントアウトし、ホストシステムに手入力、手入力しているのでチェックが必要となる。万が一の時に備えて、別部門でも紙の保存を行っている、ということがありました。
正直、「人の手」を介するとミス率は上がります。デジタルで入ったデータをわざわざ人の手を介することで、新たな「チェック」や「紙の保存」が発生しています。完全に本末転倒です。ですが、「これが今の当たり前のやり方」なので、社内のだれも疑問を持ちませんし、その中でいかにミスを減らすのか、という議論は積極的に行っておりました。 この企業特有の事例ではなく、これは全国で起きていることです。
DXを成功に導くためには、各部門のフロー詳細において、「そもそもそれは必要か?」「なくなった場合のリスク、コストはいかほどか?」を具体的に考える事が必要です。これまでの「やり方」を軸に於いては、DXによる効能は半減します。 先日もお伝えしましたが、その場合、絶対に外部の方を入れた方が良いです。理由は、「今の自社のやり方を真っ向から否定する存在」が出来るからです。ただし、外部のシステム会社の方は止めて於いた方が良いです。仕組みをややこしくすることが、自身の売上アップにつながるからです。
また、ほとんど多くの従業員にとって「変化」は不安・恐怖とイコールですし、変わらなくても給料は同じなので、不安・恐怖だけを得ることになります。つまり、ほとんど多くの従業員にとってDXは「なんとなく響きはカッコいいけど、やるメリットが無いし、デメリットの方が大きい」と感じていることが、全国のご支援先、経営相談を受ける中で感じるDXが進まない最大の理由です。
先日開催されたFABEX2023東京で講演させて頂いた際、食品企業のDXに関するテーマでもお話させて頂き、「DXを成功させるポイント」として以下の3つを挙げさせて頂きました。
・トップダウン
上記のことから、トップダウンが絶対に必要なのはご理解いただけたかと思います。また今後、続けて「小から」「既存システム活用から」についてもお伝えしていきますので、お楽しみに!
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