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皆さん、こんにちは。リライズコンサルティングの南口です。 4月に開催されたFABEX2023東京にて、食品企業のDXに関するテーマで講演させて頂きました。 その際、「DXを成功させるポイント」として以下の3つを挙げました。 ・トップダウン ・小から ・既存システム活用から トップダウンについてお伝えした前回に次いで今回は「小から」です。 私が日頃、全国津々浦々の食品企業からDXについてご相談を受ける中で多いのが「着手した過去はあるが、全く進まなかった」というお悩み。 その多くは、完全なる理想郷を掲げすぎてしまい、現状との乖離を解決できずに頓挫という流れです。 例えば、既存のホストシステム。ホストシステムへ変化を加えるとなるとかなり大掛かりになります。それだけでなく、様々な不安要素が積み重なり、結果進まないという意外と精神的な点がボトルネックになっていることが結構あります。 多くの企業にとって、「卸売(業務用)」は売上の多くを占めているでしょうし、その売上が低下するかもしれない不安要素は徹底して排除しておきたいのは、精神衛生上、通常と言えます。 では、どうすれば良いのか? そんな場合は、小さな新規事業を始めましょう。 既存マーケットの一部切り取りでも良いですし、新たな客層、市場を新たな仕組みで獲得しに行くことから始めましょう。失敗しても既存の基幹売上へは影響ないか、あっても限定的ですし、成功すればそのまま徐々に拡大し、徐々に基幹産業へ導入を進めていけば良いだけですから。 何をそんな当たり前な、と思う方は多いかもしれませんが、意外とこの発想が持てている企業は少ないのが事実です。 DXという実感がわかなければ不安は強まりますが、小さく新規事業を始めることで、「DXを体験」することになり、腹落ち度は明らかに変わります。すると、ゼロにはなりませんが不安は圧倒的に減少します。DXに関する理解も確実に高まりますので、そうなった上で基幹産業を徐々に取り掛かっていく、という順序がお薦めです。
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