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皆さん、こんにちは。
南口です。
本コラムを出稿させていただいている食品OEMコムには、OEMの依頼を検討している企業の方、他社のOEMはどのようなものか調査しに訪れている方など、多種多様なユーザーがアクセスしています。
そんな食品OEMコムの最近におけるアクセス数トップ10が以下の通りです(順不同)。
・冷凍食品 ・レトルト食品 ・カレー ・ゼリー ・だし・スープ ・飴・キャンディ ・充填・包装 ・小袋充填 ・土産品 ・小ロット
これらのアクセスデータから、市場におけるいくつかのトレンドや仮説が浮かび上がります。
冷凍食品や常温保存ができるレトルトなどの機能性をアップデートしたい企業が多いのかもしれませんし、カレーも国民食として土台があるものの、最近「出汁カレー」など進化系のカレーが増えてきているのでその影響があるのかもしれません。この小ロットというのは以前も多かったと聞いており、やはり私も提唱している「小ロットOEM」が1つの強みになることは間違いなさそうです。
だし・スープのアクセスが多いのは、健康志向の高まりと関係していると考えられます。消費者は、健康に良い成分が含まれた食品を求める傾向にあります。特に、日本料理の基本である「だし」は、自然の旨味を活かした健康的な選択肢として人気が高まっています。
飴・キャンディやゼリーといったスイーツの人気は、ストレス解消やリフレッシュメントのニーズがあるのかもしれませんね。コロナ禍でのストレスや不安を和らげるため、手軽に楽しめる甘いものが求められているのかもしれません。
充填・包装や小袋充填が人気なのは、OEM企業が自社製品のパッケージングに対する関心を示す方が多いということを示唆しています。特にエコフレンドリーなパッケージングや使い勝手の良い小袋充填は、社会性や消費者の利便性を高める重要な要素となっています。
土産品は、コロナが落ち着き国内旅行、移動者が増える中、急激なインバウンド需要の回復が影響しているのではないか、と。つまり、この土産品への関心の多さについては一過性のものではなく、もうしばらく続くニーズでしょう。さらに土産品OEMの中でも細分化が進んでくることが予想されます。それは焼き菓子などのジャンル軸ではなく、「国や地域」です。言語や趣味嗜好の傾向など、最近ではタイやマレーシアなどの東南アジア圏からの来日も多く、イスラムなどの宗教に関する情報も必要になってくるでしょう。
まだ短い期間のデータですから、これが市場のすべてではありませんが、アクセスが多かったという情報は、それだけニーズが期待できるとも言えます。
ここから「なぜ?」を繰り返し、仮説や検証、調査、情報収集を積み上げていくことで、「近い将来」を予測する精度が上がり、市場に合わせたプロダクトやサービスをリリースすることができれば、売上は必ず作れます。
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