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皆さん、こんにちは。ジャパンフードカンパニーの南口です。
今回のレポートは、「AI」がテーマです。
直近のAI関連ニュースを検索したところ、大手企業における興味深い取り組みがいくつか見つかりました。記事自体は2024年9月と少し前のものですが、その内容は現在にも通じるものです。
· 大阪王将 : 1パック12個の餃子検品がわずか1秒で完了し、生産量が2倍に向上しました。
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参照 : https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC258P20V20C23A7000000/
· スシロー : データを活用することで、1分後と15分後の需要を高精度で予測しています。
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参照 : https://shokubiz.com/7526/
· マルエツ : 来店客数の予測精度が95%を超え、効率的な店舗運営に貢献しています。
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参照 : https://weel.co.jp/media/food-industry-case/#index_id1
キャズム超え目前。生成AIの爆発的な普及
日々、SNSやYouTubeで新たなニュースが飛び交う生成AI。その文字を見ない日がないほど、AI業界の進化は目覚ましいものがあります。ChatGPTやGeminiなど、多くの方が日常的に触れる機会が増えているのではないでしょうか。MM総研の調査によると、個人利用率は12.5%、認知率は75.4%とのこと。AIはまさに「キャズム(普及における初期市場とメインストリーム市場の間の溝)」を超え目前で、ここからさらに爆発的な成長期へと向かうでしょう。
私自身、EC業界に15年ほど身を置いていますが、ECがまだ一般化していなかった2011年頃に「情報格差(デジタル・デバイド)」という言葉を知りました。所得が低い層ほどIT機器の利用率が低いという事実が指摘されており、当時は「そういうものか」という程度の認識でした。しかし現在、その言葉の妥当性を疑う人は皆無でしょう。
そして今、この「情報格差」がAIによってさらに拡大します。しかも、尋常ではないスピードで「AI格差」が拡大することは、もはや疑問の余地がありません。
ChatGPTが爆発的に検索数を伸ばし始めたのは2023年末頃です。そこからわずか約1年半で、全世界のほとんどの人が知るツールとなりました。事実ChatGPTは、公開後約2ヶ月でアクティブユーザー数1億人を記録しました。TikTok(9ヶ月)やInstagram(2年半)をはるかに凌駕しています。さらに、それらのサービスよりもはるかに早く登場したGoogle翻訳(6年半)やFacebook(4年半)と比較しても、いかにChatGPTが驚異的なスピードで普及したかがわかるデータです。
AIエージェントの登場とRPAの進化
最近、AI界隈で特に注目されているのが「AIエージェント」というワードです。これまでは、AIを活用した作業は単一のアプリケーション内で完結する場合がほとんどでした。しかし、AIエージェントの登場により、Google DriveとLINEといった異なるアプリケーションを横断した作業が可能になっています。
これにより、様々な作業やタスクのRPA化(Robotic Process Process Automation)がさらに加速するでしょう。しかも、この進化の特筆すべき点は、エンジニアではない人でも、簡単な作業であればアプリケーションを構築できるようになったことです。
実際、私自身もエンジニアではなく、コードを書くこともできませんが、YouTubeを参考にしながら、分からない言葉はChatGPTに尋ねつつ、「請求書の内容をAIにチェックさせ、発行元企業と金額をファイル名に追加する」というシンプルなアプリケーションを作成できました。それも1時間ほどで。
現在はまだ、パソコンを開いてアプリを起動し、請求書が保存されているフォルダを開き、PDFファイルをドラッグ&ドロップでアプリに取り込む、という作業が残っています。しかし、将来的には、パソコン起動から特定のフォルダの監視、新しいPDFファイルの自動認識、アプリへのアップロード、ファイル名の修正、そして自動的な別フォルダへの格納まで、一連の作業が完全に自動化されるイメージを持つことができました。
組織構造の変革と競争力
このAIエージェントの普及で、DX化は、爆速的に進化します。まさに、事務員さんが不要になる時代がいよいよ現実味を帯びてきたと言えるかもしれません。「不要」という言葉は語弊がありますが、事務作業に携わる人員を、例えば製造部門に回すなど、本格的な組織構造の変革を進めなければ、企業は競争力を失ってしまうでしょう。
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