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皆さん、こんにちは。リライズコンサルティングの南口です。
先回のコラム「OEM事業で今アツい4分の3製品とは?」を公開後、質問も頂戴し、反響の大きさだけでなく、多くの企業が2021年以降に向けて動き出しているんだな、と改めて感じました。
■C販促投資が行えてない、後投資型事業であることへの理解不足
今回は、6月以来久しぶりのテーマ「EC事業でうまくいかない食品企業のよくある失敗10例」。より、C販促投資が行えてない、後投資型事業であることへの理解不足、について。
@経営者が本気になっていない
A自動販売機と勘違いしている(いきなりHP制作会社に依頼)
BECのビジネスモデルを理解できていない
C販促投資が行えてない、後投資型事業であることへの理解不足
D現場からの反発(営業組織から、事務スタッフから)
E責任者がいない、施策がやり切れていない
F自社で購入する理由が明確でない
G新規顧客が集まらない
Hリピート作りが出来ていない
I構造上、収益を生まない
まずは、「レポート4 / EC事業でうまくいかない食品企業のよくある失敗10例(2)」でもお伝えした通り、ECビジネスは「名簿ビジネス」です。対個人向けであろうが、対業務用であろうが、これは原理原則であり同じです。
またEC事業は、開業までの初期投資が少ない点は参入障壁も低く良さそうに見えます。実際に無料相談をお受けする中でも、まだまだEC事業への理解不足から、「今よりしっかりとHPを作ればよい」と誤解している経営者が多いのも事実です。EC事業で成否を分ける最も重要な投資の1つは「販促投資」です。リスティング広告やSEOなど様々なWEB施策を実施し、名簿を獲得していきながら売り上げを積み上げていきます。
一般的な事業投資は、表の「店舗などの小売り事業」にある通り、OPEN時点が累計損失最大の時であり、事業開始後、投資を回収していく「直線的回収型」ですが、通販事業は、OPEN自体は低コストながらも、事業開始後もある一定売上までは赤字額が膨らみ、損益分岐点以降に投資を回収していく「V字型回収型」であることを理解しておく必要があります。
つまり、すぐに売上が立ちません。つまり今期中に売上の積み上げは出来たとしても、利益の積み上げは出来ません。むしろコロナで苦戦している企業にとってみれば、さらに赤字額を増やすことになります。
EC事業は万能な事業ではありません。今は良い面ばかりが様々なニュースや記事でも散見されますが、コロナで苦しんだ赤字を補填してくれる救世主ではないことを是非ご理解ください。
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